サーフィンを始めた時のこと3

ものすごい前の記事「サーフィンを始めたときのこと2」のつづき。


お盆で帰省した青森の実家のフローリングの床の木目をストリンガーに見立てて、テイクオフの練習に明け暮れ、うまいもんをたらふく食べて宮城に帰った。


スクール当日を迎えた。

言われていた仙台新港の駐車場へ到着。

広い。

そして車もサーファーも多すぎる。

こんなめちゃくちゃサーファーって多いんだなとか考えていたけど、もうその時、すでに言われていた集合時間を軽くまわっており、店長を探すのが大変だった。


電話して、どうにか店長を見つけて、着替えて、砂浜に下りて行った。

時間にちょい遅れだったので、焦ってしまったけど、砂浜に下りるとき、やっと冷静に海を見ることができた。

海はすごく光っていて、そのなかにぎっしり人が浮かんでいる。

波がやってくると横一列に並んでいた人が一斉に、インサイドに向かってパドルを始める。

この時、生で初めてサーフィンを見た。


スクールのメンバーは、僕と小さい女の子とそのお母さんと青年。

青年は多分、僕と年齢はそこまで変わらなかったと思う。

青年はすでに自分のサーフボードを持っていて、その日、初めてそのボードでサーフィンをするので、僕たちの体験スクールと混じって練習ということだった。


僕と、小さい女の子とお母さんはいわゆるファンボードを持たされた。

今思えばおおきいし、重かったけど、その時はサーフボードってそんなもんだろうって思ってた。

青年のサーフボードは、のちに僕が手にする初心者用ボードと同じものだったから、ショートボードとしては大きい方なわけだったけども、ファンボードを手にしている僕からすれば、薄くて短くてなんかかっこええのうって感じだった。



灼熱の中、スクールはスタートしたわけだが、僕は実は海に入ること自体、めちゃくちゃ久しぶりだった。

最初に、サーフィンの用語を教えてもらい、それから海に入った。


とおい昔に入った海水浴場の波とはまったく違う波の大きさやパワーに圧倒されていた。

波は小さい方だったんだけど。


もっともっと波が大きくなる時があるということを聞いて、そんなん災害じゃんすかって思っていた。


腰ぐらいまで浸かるぐらいの深さのところまで歩いて行って、そこからスープを狙ってテイクオフ。

これをひたすらやるわけだけど、ファンボードなのであっさりと立つことができた。


しかし、終わることには疲れすぎてぐったりしていた。

楽しかったけど、ただただ疲労していた。

その日はそのあとひたすらぐったりしていた。


近くで僕らと同じようにファンボードで練習している人や、ゆうゆうと大勢の人をよけながら波に乗る人が印象的だった。

めちゃくちゃ混んでたし、正直、あの時の海が今までで一番混雑してたと思うぐらいだけど、なんかその雰囲気も楽しげで気に入っていた。


まだ、サーフィンを始めるかどうかは決めていなかったけど、とりあえず夏らしいことができたので、僕は満足だった。






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