ふたつの決意
うむ
もう10月がくるな!
サーフィン初めてもう1年。ほんとに1年ってはやい。
29歳になっちゃった!
ぐはー
さて、ボードのノーズ折れた事件により店長のボードに乗ったところ、衝撃に打たれた僕であった、その衝撃たるや筆舌に尽くしがたいものがあるのだが、言うなればなんだろうか、そうですね、、、
今まで軽自動車にしか乗ったこと無かったのに、シビックに乗って、車の機動力の差に愕然とした!
とか
家の包丁の切れ味と、昔居酒屋の厨房でバイトしてた時の、シェフの包丁の切れ味の違いに愕然とした!
とか
百均のボールペン、しかも百円でまとめて5本ぐらい買えるボールペンと、一本千円ぐらいのボールペンの書き味の違いに愕然とした!
とか
とにかく愕然とし、初心者ボードからの脱却を意識しだしたわけである。
しかし!
初めて1年のサーフィン。。。
初心者ボードとはいえ安い買い物では無かった。
そして普通のボードはもっと高いわよ。って脳内でお金の小鳥がさえずっている。
お金の小鳥。
そう。お金の小鳥とは、要するに倹約家の心である。
慎重派であり、かつ年収に特段のときめくような事情もなく、そして先行きの見えないそんな僕、29歳の脳内にはこの鳥が住んでいて、時折ささやく。
ぴちちち
そう安いもんじゃなくってよ
そんな折、
ショップのサーフィンスクールが開催された。
波は肩から頭か?といったところ。
ゲットに苦しむもどうにかアウトで波待ち。ただし波待ちするばかりで時間は過ぎ、パーリングさえすることなくスクールの時間が終了しそうだ。
そうなのだ。
たしかに僕は腰から腹ぐらいならばテイクオフもできるし、胸ぐらいならまだなんとかどうにか乗れるだろう!しかし!
しかしだ。
一本繰り出すためにものすごーく時間がかかる。
タメが長すぎるのだ。
「もうそろそろ岸に上がりましょう」
ってインストラクターに言われて、止む無く岸へ。
波は充分あった。
たしかに時間の経過とともに割れづらくなってしまったし、比較的ワイドに割れる感じだったが、乗れないわけでは無かったはず!
「なーんだ全然未熟だな!分かっちゃいたけどよ!
そうだな!もっとたくさん乗れるようにパドリング鍛えて、あと波を選ぶ目を養って、上手くなろうぜ!」
って思った。新しいボードはまだ早いって、そん時はそう思ったんだ。
お金の小鳥ちゃんも、それを聞いて安心した様子。
スクールの最後はかならずみんなで集合写真。
そうそう、この写真がね、店長のブログに載るんですが、初めてサーフィンやろうとして店を探してる人とかはこの写真見て、「おーなんか案外みんな普通の人じゃん!おっさんも女の人もいるじゃん!サーフィンってイケイケオラオラ金髪ボーイズが多いんじゃないかって思ってたけど、違うんだな!これなら安心!」って思って、ご来店してサーフィン始めるみたいです。
そーいえば僕と同じタイミングぐらいでサーフィン始めた人がたくさんいたな。
半年ぐらい前までは海でたまに見たけど最近見ないな。
やめちゃったのかな。
サーフィン俺は好きだけどな。
あー夏終わったな、案外夏っぽい日にサーフィンしてないまま終わったな。
ガンガン暑い日にサーフィンしたかったぜ、夏ってこんなに短いんだな、あはは
とかなぜか切ない気持ちになる僕。
その後インストラクターとお話し。
なんだかんだでスクールも結構参加しているので、インストラクターさんももはや顔見知り。
たぶん5月ぐらいから上達してないのがばれている。
くそー
インストラクターさんは32歳。
最近脱サラして農業に転じたんだと。
人生いろいろやなぁ。
そこで!
今日なにもできずに終わってしまったこと、キレてる波かなって思っててもワイド〜ダンパーだったりすること、なによりもこの間乗った店長のボードが最高だった話をした。
まずキレてる波かなって思っててもダンパーだったりするのは、経験でカバーするしかないみたい!
まぁそうだよねー
「南のポイントはもっとメローに割れるよ!」と教えてもらった。
新港は波の割れ方が過激らしい。
「ここでつっこめたら怖いものはないよ」っておいおい、段階を踏みたいよ段階を!つーか知らなかった、新港って、へー、そうなんだー
あははー
そして話はボードのことに移り変わり、店長のボードが最高に操作性が良くて、今まで曲がれなかったのも曲がれて、フェイスにレールが入ってる音がしてて、うひょーで、あははーで、みんな「行きたい方向に目線やれば曲がるぜ!」って言うじゃないすか!でもですね!今までボードをぶん回してやっと少し曲がるぐらいだったのですが、ところがどっこい、あのですね、、、、
曲がったんですよ。
ぜんっぜん違うんですよ!
目線やったら曲がったんですよ。
パドリングもね!できないだろうなそうだろうな、僕みたいないつも浮力の高いボードでしかパドリングしてない人間にはパドリングさえできないかもねって思ってたのが、大して苦でもなく、
なにが言いたいかと言うとですね、比較した時に、「初心者ボードじゃないとできないこと」が1つもないんですよーーーー!!!!
って話をした。
そしてインストラクターは普通に言いました。
「初心者ボードは曲がらないもんね」
うん
「それはもうボードを変える時期かもね」って。
そしてこう言ったんだ。
「サーフィンは、上手くなったからボードを買うんじゃない。上手くなるために次の••••上のボードを買うんだ•••ぜっ!!」
だぜ、とは言ってなかったし、「買うんだ」から「ぜ」までのタメもなかったけど、僕の脳内ではそういう感じに仕上がってしまうほどに衝撃的な事実だった。
今、大きい波に乗れないから、新しいボードは買わないで、大きい波に乗る練習しよ!って思っていた僕だったのですが、インストラクターは続けて、かく申し上げた。
「今の初心者のボードはロッカーが浅いからほれてる波には乗れないよ」
大きい波イコールほれてる波というわけではないが、ここでなんとなく分かってしまった。
そう。
初心者ボードって、本当に、腹胸サイズの波でテイクオフの練習用じゃない?って。
この事実に気づきかけたとき、またも衝撃をうけた。
もういちいち最近衝撃受けてるな僕。
もう本当に、これぞ明かされる真実。悟りの境地。
一瞬ではあるが、世の色んな謎もどうでも良くなった。
コナンの黒づくめの正体?どうでもいいぜ、チンクイ虫だよきっと。
UFOの正体?どうでもいいぜ。チンクイ虫だよ、きっと。
老後と税金対策?どうでもいいぜ。チンクイ虫だよ。きっと。
僕は決めた。
新しいボード買う!!!!!
お金の小鳥は、カゴのなかに封印した。
それが1つ目の決意。
1つ目の決意の経緯が非常に長くなったので、2つ目の決意は簡潔に。
資格試験近いのに勉強してないから先二週間ぐらいはサーフィン封印して日曜日勉強する!
あー新しいボードのことはやく相談に行きたい!
乗った途端にめっちゃ上手くなっていきなりカットバックだの、えーとよくわからんけど、レイバック?だっけかなー、できるようになっちゃったらどーしよーおほほほほ
そんな妄想にまみれる資格試験のテキスト。勉強中も気が気でないってやっだ。
そしてよだれをたらしながら寝る僕であった。
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